オークション落札商品中古

★名器YAMAHA　C-2x メンテナンスで音蘇る更に簡単チューン

この商品の詳細を見る

『★名器YAMAHA　C-2x メンテナンスで音蘇る更に簡単チューン』はセカイモンで62427から出品され、287の入札を集めて04月22日 3時 3分に、76800円で落札されました。即決価格は76800円でした。決済方法はに対応。北海道からの発送料は落札者が負担しました。ＰＲオプションはストア、取りナビ(ベータ版)を利用したオークション、即買でした。

この商品をお気に入りに登録
同じ商品を出品する

ヤマハのC-2xを出品します。２０１７年までヤマハのC-2（C-2a含む）シリーズは、８０台以上出品していました。その後C-2シリーズの出品は中断してました。最近は、主にC-2xを出品しています。このC-2xは２０台目の出品です。プリアンプは、DENONのPRA-2000シリーズの出品が多く、C-2xは、あまり出品していませんでしたが、最近出品を増やしています。
出品のC-2xは、出力は有るけれどもガリが有るという物でした。確認の結果は、一応出力は出来るようでしたが、、各スイッチや各ボリュームの接触が悪く、LR差も有り、ガリよりも接触不良有りといった状態でしたが、今後も安心してお使い頂けるようにメンテナンス致しました。
外観は、中古なので細かい傷は有りますが目立つ傷は無く、中古としてはまずまずの状態だと思います。出品に当たり、他プリアンプやA-2000のブリ部のメンテナンスの経験を基にメンテナンスをしています。と言うのは、C-2xは、A-2000シリーズのプリ部分と共通する部分が多く、簡単に言えば、C-2xは、A-2000プリアンプのグレードアップ版で、逆にA-2000は、C-2xの回路を簡素化したものと言えます。C-2xで使われている部品も高級品にグレードアップしています。
個人的な印象としては、無理をしていないので故障の比較的少ない初期型（接点が多く古いので接触不良が結構有りますが）、音色はおとなしめか。C-2aの設計意図は、電源電圧も上がりは、初期型のグレードアンプ版なのでしょうが、電流も多めに流して発熱が大きく。小さな筐体に詰めて放熱に無理があり、結構、熱による部品劣化が目立ち故障も多い機種のように感じます。音色は、電源が一回り大きくなった分、初期型よりも力があり、聴感上の帯域も広がりハッキリクッキリした印象の音です。3代目のC-2xは、C-2aの（発熱の大きさ）反省からか？

IC化によるものか？電源電圧を落として発熱を抑え、（より複雑な）増幅回路には部分的にICを使うようになっています。これも発熱を抑えるための工夫なのでしょう。また、狭い筐体の中に高度（複雑）な回路を組み込むための工夫なのかもしれません。他の特徴としては、プリアンプらしからぬ（小型プリメインアンプ並の）電源の大きな（赤い）ブロックコンデンサーが目に付きます。相互の干渉を避けるためか電源トランスも定電圧電源回路もイコライザーアンプとフラットアンプが完全に別系統（２系統）で組み込まれており、電源についての拘りは相当なものです。高級パーツを使い高度な回路技術で高性能を狙ったと言ったところでしょうか。音色につても多くの方の支持を受け人気のプリアンプの一台と言えます。

写真２は、一部メンテナンス時の写真のですが、左上は、内部の写真です。（プリアンプとしては電源重視で）赤い大きな電源のブロックコンデンサーの大きさが目立ちます。右上は、メンテナンスのために基板から外した（バランスボリュームを含む）メインボリュームです。メインボリュームは、ローノイスを実現するために特殊な4連ボリュームになっています。分解前の物です。左下は、メインボリューム内部の基板です。基板は、2種類有ります。カーボン抵抗体の基板も摺動子側もクリーニングします。右がクリーニング前で左がクリーニングしたものです。右下も分解時のメインボリューム内部の基板です。右がクリーニング前で左がクリーニングしたものです。汚れを綺麗に取り除きましたので、音楽も一段とクリアーなものになります。

写真３の左上は、左下は、電源部の１０００μFの電解コンデンサーです。このエルナ製オーディオ用電解コンデンサーは、４９２．０μFしかなく（劣化により容量が大幅に減少しています）、経年劣化は明らかです。当然、音質にも影響があるはずです。この１０００μFのエルナ製オーディオ用電解コンデンサーは、A-2000シリーズにも使われていますが、同様に容量抜けが発生しやすい（劣化しやすい）部品の一つです。他のコンデンサーは問題ありませんでした。同様に劣化の見られたコンデンサーを４本を新品に交換しました。右上は、イコライザーアンプ電源とフラットアンプ電源の整流用ダイオードです。古いダイオード８本を国内メーカー製の信頼性の高い日本インターショットキーダイオードに交換しました。耐圧電流容量も大きく高性能です。交換した電源部の１０００μFの電解コンデンサーです。

左下は、フォノセレクタースイッチ内部の接点です。上がメンテをしたもので下がクリーニング前のものです。こちらのスイッチもクリーニングしましたので、音質劣化を招く接点の接触抵抗はほぼゼロの状態になっています。これらのメンテは良い音を出すための条件です。右下は、入力切り替えスイッチ内部の接点です。上はクリーニングしたもので、下は、クリーニング前の汚れた接点です。新品並みに綺麗になっています。レクアウトスイッチも同様の形状のスイッチで、同様のメンテをしていますが写真は省略しています。写真は省きましたが、基板は、全面再ハンダ処理をしています。これらのメンテナンスにより今後も安心して良い音楽を楽しんで頂けます。

不明な点は質問欄よりお問い合わせ下さい。オークション終了間際のご質問にはお応え出来ない場合が御座います。ご質問は、余裕を持ってお願いいたします。整備品につき、商品到着後、６ヶ月間の動作保証（期間中の修理代は無料ですが送料はご負担頂きます）を致します。音が出ないなどの重大な問題が発生した場合は、修理又は返金にて対応させて頂きますが、外観など、それ以外の些細なクレームにはお応え出来ません。

コピーになりますがC-2xの取説を添付致します。